【よく考えて!】自宅で不要な設備は?

家作りでは、どんな設備を選ぶかで生活が快適になるかそうではないかが決まります。新築するを検討する際は、ハウスメーカーに相談する前に家でどんな生活を送りたいのか家族である程度話し合いをして、必要な設備を検討し、優先順位をつけておくと良いでしょう。新築で導入できる設備には天窓やシャッター、キッチンの吊り戸棚、食洗器などがありますが、本当に必要かどうかよく考えることが大切です。

天窓設備を導入した場合、天井から明るい光が差し込むと室内が明るくなり、外観から見るとアクセントにもなるので、多くの方が希望されているようです。しかし寒い冬などは、少しでも太陽の光が欲しい場合は良いのですが、夏季のように暑さが厳しく気温が上がりやすい季節ではすぐに室内の温度が上昇して部屋で過ごせなくなったり、強烈な夏の日差しが部屋に差し込むことで家具や床などが色あせ、変色してしまう可能性があります。また汚れが目立ち気になったり、雨の時期になると窓に雨が当たって雨音が気になるなど、イメージしたこととかなり異なるので後悔する方もいるようです。

窓のシャッターも災害時にあると便利で、閉めることで部屋の明かりが外に漏れることがないので良いと思われますが、台風が来るとシャッターが防風で飛ばされた、またはシャッター自体が重くて持ち上げることができない場合もあり、不要に感じてしまう方もいるようです。またキッチンにはたくさんの収納場所が欲しいと考える方もいるようですが、吊り戸棚を付けて実際に使用すると高い場所にあって使いにくいと感じたり、作業中に体を打ち付けて邪魔に感じることがあるなど、取り付けて失敗をした方の体験談もあります。収納スペースに収まる程度の荷物があるのかどうか、また吊戸棚を設置する場合、周囲のスペースは確保できているのかを確認することが重要です。

さらに後片付けに食洗器の存在は不可欠かと思いがちですが、昔と比較すると食洗器を使う方が増えている一方で、実際に設備を導入した方の中には洗い物の数が多くて入りきらない、稼働時の音や排水の際の音が大きくて気になる、洗浄しても汚れが落ちてないなど実際使ってみると感じることもあるようです。結局手洗いしたほうが早くきれいに落ちるなどで、本当は導入する必要がなかったのかもしれないと後悔する場合があるので、生活の中で食事の後片付けにどれくらいの時間を要しているのかを検討して設備導入をするのかを判断したほうが良いようです。

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